ハーバリウムを郵送で送る場合、崩れる可能性はあります。
しかし崩れないように気をつけることは可能です。
ハーバリウムを発送する場合には、
- 梱包方法に気をつけ、丁寧にする
- ハーバリウムを作るときの材料や作り方を工夫する
などの対策をすると、崩れてしまうことをなるべく防ぐことができますよ。
特にハーバリウムの梱包に関しては、注意しないと破損や他の人の荷物に迷惑をかけてしまうこともあるのです。
そこでこの記事では
- ハーバリウムを送る際の正しい梱包方法と使用する資材
- 郵送でも崩れないハーバリウムを作るには?
- ハーバリウムの最適な発送方法と送料
などを詳しくご紹介していきます。
ハーバリウムを送りたいけど、配送中に横になったりして崩れてしまわないか心配
ハーバリウムにはオイルを使っているけど、どの発送方法を選べばいいんだろう
とお困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ハーバリウムは郵送するとき崩れることもある
ハーバリウムは配達途中にレイアウトが崩れてしまう可能性があります。
ハーバリウムが配送中に崩れてしまうかもしれないのは、作る際に使用するオイルや花材の種類などが主な原因ですね。
なので配送中のことを考えて、レイアウトが崩れないようにしたい!という場合には、ハーバリウムを作る段階からレイアウトが動かないように工夫して作る必要があります。
そうすれば配送中に崩れたり、横にしたときに花が動いてしまったりということも起こりにくくなるでしょう。
また作り方を工夫してレイアウトが動かないようにした場合でも、移動の際に衝撃が加わったり、配達員さんの荷物の扱いが雑だったりするとやはり崩れてしまうかもしれない危険はありますね。
これはハーバリウムの発送に限ったことではありません。
もし壊れ物や取り扱いに気をつけてほしい繊細な荷物を送る場合には、「取り扱い注意」などのシールを使用したり、保証付きの発送方法を選ぶなどで対応するのが良いでしょう。
しかしハーバリウムを販売して遠くまで発送している人もたくさんいますので、工夫すればなるべくそのままの状態で届けることは可能だと思います^^
そこでハーバリウムが配送中に崩れてしまう原因や対策、なるべく崩れないようにする梱包の工夫などを詳しくみていきましょう。
ハーバリウムの正しい梱包方法
ハーバリウムはオイルの比重や粘度によって、崩れやすいかどうかが変わります。
すでにハーバリウムが完成しているけど、動かしたらデザインが崩れてしまいそう…という場合は、なるべく梱包を丁寧にして、中身が動かないようにするしかありません。
そこでまずはハーバリウムが完成している場合に、トラブルなく送るための梱包方法や使う資材についてみていきましょう。
ハーバリウムの梱包方法
ハーバリウムを送る際には、
- 瓶が割れないようにすること
- 万が一オイル漏れした場合でも他の人の荷物に影響を与えないようにすること
を考慮してしっかりと梱包しましょう。
まずハーバリウムは袋に入れてから、ダンボールへ入れます。
万が一オイル漏れしてしまった場合、袋やダンボールからオイルが染み出ると他の人の荷物が汚れてしまい迷惑がかかりますし、弁償しなければいけなくなります。
なので、念のために瓶を包む袋は二重にしておくとより良いですね。
またハーバリウムに使用されるボトルは瓶が多いですよね。
なので壊れ物ということで、袋よりもダンボールに入れて送るのが安心です。
ダンボールが大きくて隙間が空いてしまう場合は、緩衝材を使い隙間を埋めて移動中にハーバリウムがダンボールの中で動いてしまうのを防ぎます。
ここまでやっておけば、大抵の場合は大きなトラブルに繋がることなく届けてもらえると思います^^
ハーバリウムの梱包に使う資材
エアキャップや緩衝材
ハーバリウムを包むためのエアキャップ(プチプチ)はできれば用意した方が良いでしょう。
自分が何か買ったときについていたプチプチがあれば、そういったものを利用してもOKです。
ハンドメイドショップなどで販売してたくさんプチプチを使う予定がないなら、少量なら100円ショップでも手に入りますよ。
またダンボールの中の隙間を埋めるための緩衝材なども、必要があれば用意しておきましょう。
- 隙間がけっこうある場合はエアークッション
- 少しの隙間を埋めたい場合はコーンクッション
などを使用すると良いですよ。
また緩衝材以外にも、新聞紙やいらない大きめの紙などを丸めて隙間を埋めたり、瓶を包むようにしてしっかり固定するために使っても良いと思います。
袋やフリーザパック
ハーバリウムをむき出しで送るわけにはいかないので、包むための袋も必須です。
発送でよく使われるのは透明のOPP袋などですね。
こちらも代用できそうな袋があれば買わなくても大丈夫でしょう。
オイル漏れのことを考えて、なるべく液漏れが広がらないようにしっかりした袋を選ぶ、フリーザパックなどのようにチャックができる袋を活用するというのも良いと思います。
袋はできれば二重にすると安心ですよ。
また袋+プチプチで二重に巻いて透明な幅広テープで留めるなどでもOK。
ダンボール
ダンボールは用意できるようであれば、ハーバリウムに合ったサイズのものを選ぶと梱包も楽です。
合うサイズがない場合は、送る配送方法によって適した大きさのものを用意してくださいね。
ダンボールは
- 宅急便の店舗で販売している専用の箱
- スーパーなどにあるダンボール
- 自分がネットショッピングした際に出たダンボール
などを活用しましょう。
またハーバリウムを横にしたくない場合は、ハーバリウム専用のダンボールを活用すると良いですよ。
ハーバリウムを横にしたくないときはこういったダンボールに入れて、「横積み厳禁」などの注意書きをしておきます。
一応注意書きシールも貼っておく
ハーバリウムが配送中の動きや衝撃などで崩れてしまわないように、気休めですが「下積み厳禁」「天地無用」「ワレモノ」などのシールも一応貼っておくと良いでしょう。
シールを貼ったからといって100%壊れない、荷物を特別に丁寧に扱ってくれるということではないので、一番は梱包をしっかりしておくことが大切です。
崩れないハーバリウムを作る方法
発送してもなるべく崩れないハーバリウムを作りたい!ということであれば、ハーバリウムに使う「オイル」や「花材」の選び方を工夫しましょう。
また作る際に気をつけたいポイントもあるので、詳しくみていきましょう。
ハーバリウムが崩れる原因
ハーバリウムが崩れてしまったり、花が浮いてきてしまったりする場合、多くの場合は「オイル」か「花材」に原因があります。
オイルが原因の場合
オイルを選ぶときに重要なのは「比重」と「粘度」を見ることです。
比重や粘度が以下のような場合だとハーバリウムのデザインが崩れやすくなりますので、確認してみてくださいね。
オイルの比重(オイルの密度)が低い
使用するオイルが「シリコンオイル」だと、比重が高いことで花材は浮きやすくなります。
ハーバリウムで使用するオイルには「ミネラルオイル(流動パラフィン)」と「シリコンオイル」の2種類があります。
それぞれの比重について見てみると、
- ミネラルオイルの方が比重が低く、水よりも軽い
- シリコンオイルの方が比重が少し高く、水と同じくらい
となっています。
液体の比重は高い方が中に入れたものが浮きやすくなります。
なので比重の高いシリコンオイルの方が花材が浮きやすく、ミネラルオイルの方が浮きにくいのですね。
オイルの粘度が低い
また比重だけでなくオイルの「粘度(オイルの固さ)」が低いこともデザインが崩れやすくなる原因となります。
ハーバリウムに使用するオイルは、粘度が高いほどオイルが固めです。
なので粘度が低く、さらっとしたオイルを使用した場合は、当然花は浮いたり崩れたりしやすくなるのですね。
ハーバリウムのオイルの粘度は数字によって決まっています。
ミネラルオイルでもシリコンオイルでも、#350など数字が同じものなら粘度もほぼ同じです。
ただしミネラルオイルは温度が下がると粘度が高くなる性質があります。
オイルを注ぐときに一気に入れすぎた
オイルの種類だけでなく、ハーバリウムを作る際にも崩れやすくなるポイントがあります。
ハーバリウムの瓶の中に花材などを入れ終わり、オイルを注いでいく時に大量のオイルを一気に入れてしまうと、レイアウトが崩れてしまう原因となるのです。
これはオイルを入れるときの勢いで、軽い花材は動いてしまいやすいためですね。
花材が原因の場合
花材が原因でデザインが崩れやすくなるのは以下の場合です。
花材の重量が軽い
花材も花の種類によって、
- 軽い、重い
- オイルが馴染みやすい、馴染みにくい
などの違いがあります。
なので重めの花を底の方に先に入れてしまい、軽めの花を上に入れてしまった場合、軽い花は押さえてくれるものがないので浮きやすくなるのですね。
また軽めの花が多い場合も、同じく押さえてくれるものがないので浮きやすくなってしまうでしょう。
花同士が上手に絡まらなかった
ハーバリウムを作る時にはレイアウトが崩れないように、花同士を絡ませることで固定することがあります。
そのときに花が浮かないように綺麗に枝同士を重ねたつもりでも、上手く引っかからないことも。
上手く引っかからないと軽めの花だった場合には、やはり押さえてくれるものがないので崩れやすくなってしまうのです。
花が少なく隙間が多かった
ボトルの中に入れた花が少なめで隙間が多い場合、動かないようにしっかりと固定しないと崩れてしまうことがあります。
花が軽い、オイルの粘度が低いなど複数の条件が重なり、さらに花同士の隙間が多いとオイルの中で動きやすくなるのですね。
これらの「使用したオイルや花材」、「作り方」や「デザイン」などによっては、良い感じで配置されていた花が完成後に崩れてしまうことがあるので注意が必要です。
ハーバリウムが崩れないようにするには
ではこれらの崩れてしまう原因を元に、ハーバリウムを作る際にどんなところに気をつければよいのかをみていきましょう。
オイルについて
使用するオイルの種類を工夫する
レイアウトが崩れにくいハーバリウムを作るには、
- 比重の低いミネラルオイル
- 粘度の高いオイル
などを選ぶようにすると良いでしょう。
粘度についてはミネラルオイル、シリコンオイルともに粘度によって数字が書かれています。
- 数字が小さい→粘度が低いのでさらさらとしているオイル
- 数字が大きい→粘度が高いのでトロトロとしているオイル
になりますので、数字が大きい固めのオイルを選ぶと中身が動きにくくなります。
具体的な粘度の数字を見ていきましょう。
ハーバリウムで使用するオイルは、初心者の場合には#350くらいの粘度が扱いやすくおすすめです。
#350のオイルというのはメープルシロップ程の粘度をイメージするとわかりやすいと思います。
花材との相性もあるので、まずは#350くらいの粘度のもので試しに作ってみて、#350の粘度でも花材によって浮いたり、動いたりしてしまうという…という場合は、これよりも大きな数字のオイルを選ぶと良いでしょう。
花材の配置をなるべく固定したい上級者などは、#1000の粘度のものを使用している人が多いです。
しかし粘度が上がると扱いも難しくなるので、そこも考慮して選んでみてくださいね。
ミネラルオイル、シリコンオイルともに粘度が違う商品が数種類ありますが、シリコンオイルの方がさまざまな粘度があり、作品のイメージによって選ぶことができますよ。
オイルにも様々な種類があるので、使用するオイルを工夫すれば横にしてもデザインの崩れないハーバリウムを作ることは可能なのです♪
またハーバリウムのオイルとしてベビーオイルを代用する人もいます。
ハーバリウムを作るときにベビーオイルを使用すること自体は問題ないのですが、ベビーオイルはさらさらしているので、花材は高確率で動きやすくなります。
なので発送するからデザインを崩したくないという場合には向いていないオイルといえるでしょう。
オイルは少しずつ入れる
先ほど崩れてしまう原因として、オイルを注ぐときに一気に入れてしまうことをあげました。
なので、なるべくデザインを保ったままオイルを注げるように、オイルは少しずつ慎重に入れていきましょう。
オイルをボトルに注ぐときは瓶を斜めに倒し、内側の壁を伝わせるように少しずつ入れるようにするときれいに仕上がりますよ。
空気が入らないように時間を置いてから蓋をする
花やオイルなどの隙間に空気が入ってしまうと、浮き輪と同じようにオイルの中で空気の部分が浮きあがってしまいます。
なのでボトルにオイルを注ぎ終わったら、少し時間を置いて空気が抜けるのを待ってから蓋をしっかりと閉めるようにしてくださいね。
花材について
瓶の中の花材の密度を上げる
レイアウトを崩さないようにしたい場合、一番簡単なのは瓶を花で埋め尽くすことですね。
瓶に対して詰め気味に花を入れると、横にしても配置が動きにくくなります。
見た目も豪華なハーバリウムが完成しますよ。
浮きにくい重めの花材で押さえる
花の重さを考慮してデザインを決めていくと、花材が良い感じにまとまります。
なるべく重めの花材で軽めの花材を押さえるように配置していくと良いでしょう。
「軽い花は全部下、重めの花を全部上」のように極端に考えなくても大丈夫ですが、軽い花を入れたら重い花で押さえて、段々花を足していく…という感じで重ねていくイメージですね。
参考 花材の種類や特徴
またオイルの染み込みやすい花材を使うという手もあります。
オイルが染みこむと花自体に重みが出るので、それのみでも浮きにくくなるのです。
花の入れ方を工夫する
また花のレイアウトや絡ませ方なども工夫すると、花材のみでもある程度崩れにくいハーバリウムができるでしょう。
例えば一輪挿しなら他の花で押さえることができない分、瓶の高さに合わせて少し茎を長めにカットしたり、瓶の側面や蓋に当て隙間ができないように大きさや配置を調整して入れると良いですよ。
小さめの花はある程度まとめたり、大きめの花や重めの花に絡ませて瓶の中へ入れるなどの工夫もしてみてくださいね。
花材を固定する
まだ慣れていなくて花を上手に絡ませるのが難しいという場合は、動かないように固定してしまうのもあり!
固定の仕方は
- おもりをつける
- リボンやワイヤーなどで茎を結ぶ
- 透明なフィルムやプラ板
などがあります。
おもりをつける
花材の茎部分におもりをつけ、その重みで浮かないようにする方法です。
おもりは「貝殻」や「ビーズ」などがおしゃれで使いやすいですね。
おもりはグルーガンや耐水性の接着剤、ボンドなどで固定しましょう。
花でボトルの中を埋め尽くしたくないときや、花が浮かないようにしつつデザインの幅を広げたいときにおすすめ。
また一輪挿しなど、上から別の花で押さえにくい時にも使えるテクニックです。
リボンやワイヤーなどで茎を結ぶ
茎を結ぶリボンも作品のひとつにしてしまうと花がまとまり、重みも出て崩れにくいので良いですよ。
結んでいる部分を目立たせたくない場合は、ワイヤーを使用するのがおすすめ。
透明なフィルムやプラ板に固定する
透明なフィルムやプラ板に花材をレイアウトして、固定してしまうという方法もあります。
花材はグルーガンや耐水性の接着剤で付けていきます。
フィルムなら瓶の大きさに合わせて丸めて入れ、プラ板ならそのまま瓶の中へ入れオイルを入れるとレイアウトが固定されたハーバリウムが簡単に作れますよ。
透明なフィルムやプラスチックならオイルと瓶のガラスによる光学特性という光の反射などの特性により、ほぼ目立たないのでできあがりもきれいなのです。
接着剤も耐水性、透明になるものなら目立たないのでぜひ活用してみてください。
ハーバリウムの発送時にはオイル漏れにも注意
ハーバリウムを発送するときには、レイアウトの崩れはもちろんオイル漏れにも気をつけましょう。
瓶の蓋の内側にはオイルがつかないようにする
オイルを入れる際に瓶の口の周りにオイルが残っていたり、蓋の内側にオイルが付着しているとしっかり閉めた場合でも蓋が外れてしまうことがあります。
なので、オイルを注いだ後は一応瓶の口と蓋にオイルが付着していないか確認しましょう。
心配な場合はクリーナーで一度拭き取ると安心ですよ。
オイルを瓶いっぱいに注がないようにする
オイルは熱により膨張して、体積が増すという特徴があります。
オイルは
- 寒いと収縮し、体積が減る
- 暑いと膨張し、体積が増える
のですね。
なので温度の変化とオイルを注ぐ量には少し注意が必要になります。
例えば寒いときに瓶いっぱいにオイルを入れると、温かくなってきたらオイルの体積が増え、蓋が外れたりオイルが漏れる可能性があるということですね。
また夏の配送時には、配送業者のトラック内はかなり温度が高くなるでしょう。
なので、オイルを瓶いっぱいに入れてしまうと配送中に蓋が外れる、オイルが漏れ出すなどの危険があるのです。
オイルを瓶にそそぐ際は口の部分までいっぱいに注がず、蓋をつけるねじれの部分よりも下にとどめ隙間を空けておくようにしてくださいね。
発送する場合はコルクの蓋はなるべく避ける
宅急便などでハーバリウムを送ることがわかっている場合には、瓶の蓋はコルクタイプは避け、回して閉めることができるタイプを選ぶのがおすすめです。
ハーバリウムを自分で楽しんだり、発送しないけど誰かに贈ったりしたいという場合はコルクの蓋でもいいと思います。
ただ発送する場合、やはり外れやすさを考えるとオイルが漏れないようにするためにも、回して閉める蓋の方が安心ですね。
ハーバリウムの発送方法・送料と送る際の注意点
最後にハーバリウムはどの発送方法で送ると良いのか、配送方法別の送料などをみていきましょう。
ハーバリウムを送る時の発送方法は宅急便がおすすめ
ハーバリウムにはオイルを使用しているため、荷物としては危険物という括りになってしまいます。
厳密にはオイルの種類や配送会社によって様々な規定があるのですが、「宅急便」なら多くの場合ハーバリウムの発送が可能です。
品目によって異なりますので、下記〈ヤマト運輸での配送可否表〉をご確認ください。
表中の〇や△の品目は、サービス規格内のサイズと重さで、ダンボールなどで輸送に適した梱包がされていれば、宅急便で発送できます。ハーバリウム
宅急便などでの配送〇
航空搭載×
引火性液体が含まれるため、航空搭載できません。
ヤマト運輸のホームページでは、宅急便でハーバリウムを送ることは「○」になっているので安心ですね。
日本郵便だと「引火点が30℃以上である」「引火点30℃以上であることを証明できる」場合のみ荷物を受け付けてもらえますが、郵便局に持っていったら断られたという例もあります。
なのでなるべくスムーズに送るなら、「通常の宅配便」または「宅急便コンパクト」を選ぶと良いでしょう。
またハーバリウムはオイルを使用している関係上、航空輸送ができません。
なので海外に送るのが難しいのと、離島に送る場合には送れないということはないですが船便となりますので大体1週間くらいの時間がかかります。
送り状の品名は「ハーバリウム」でOK
送り状の品名の欄には正直に「ハーバリウム」と記載しましょう。
「インテリア」「雑貨」などの書き方をすると、中身を確認されて受け付けてもらえなかったり、間違って空輸されたりした場合に危険ですので避けてくださいね。
宅急便の送料
ヤマト運輸
ヤマト運輸で送る場合は「宅急便コンパクト」の大きさで間に合えば、こちらが一番お得です。
宅急便コンパクトで入りきらない場合は、「通常の宅配便」になりますね。
宅急便コンパクト
関東から関東など一番送料がかからない場合…680円(税込)
関東から北海道や九州・沖縄など一番送料がかかる場合…900円(税込)
サイズ…縦20cm・横25cm・高さ5cm以内(通常の宅配便の60サイズよりも小さい)
宅急便コンパクトには専用の箱があり、1個70円で購入できます。
重さ…規定なし
追跡・保証は荷物1個につき3万円まで(税込)あり
通常の宅急便
関東から関東など一番送料がかからない場合…930円(税込)
関東から北海道や九州・沖縄など一番送料がかかる場合…1370円(税込)
サイズと重さ
- 60サイズ…60cm以内・2kgまで
- 80サイズ…80cm以内・5kgまで
荷物のサイズ(cm以内の部分)の測り方は、縦+横+高さの合計になります。
縦、横、高さの合計が200㎝・30㎏まで受け付けてもらえますが、ハーバリウムなら大抵60サイズ、数個一緒に送るとしても80サイズまでには収まると思います。
追跡・保証は荷物1個につき30万円まで(税込)あり
佐川急便
関東から関東など一番送料がかからない場合…770円
関東から北海道や九州・沖縄など一番送料がかかる場合…1210円
サイズと重さ
- 60サイズ…60㎝以内・2kgまで
- 80サイズ…80㎝以内・5kgまで
荷物のサイズ(cm以内の部分)の測り方は、縦+横+高さの合計になります。
佐川急便は通常の宅急便のみで、サイズの測り方などはヤマト運輸と同じですね。
追跡・保証は荷物1個につき30万円まであり
参考 飛脚宅配便・飛脚ラージサイズ宅配便 関東からの料金一覧[佐川急便]
メルカリを利用する場合
メルカリを使っての発送は「宅急便コンパクト」「60サイズ以上の配送」がメルカリ専用の価格で利用できます。
宅急便コンパクト、60サイズ以上ともに荷物の大きさの規定や追跡、保証などはヤマト運輸の通常利用と同じです。
らくらくメルカリ便(宅急便コンパクト)
- 送料…380円(税込)※全国一律
らくらくメルカリ便(60サイズ以上)
- 60サイズ送料…700円(税込)
- 80サイズ送料…800円(税込)
※いずれも全国一律
ハンドメイドの販売などを考えている場合は、メルカリを利用するのが一番お得です。
同じ「宅急便コンパクト」でも通常のヤマト運輸の発送だと最低600円~で、送り先によって送料が異なりますが、らくらくメルカリ便なら380円。しかも全国どこに送ってもです。
60サイズ以上の発送でも、全国一律料金なのでお得ですね。
minneを利用する場合
らくらくミンネコパック(宅急便コンパクト)
- 送料…590円(税込)※全国一律
ハンドメイドショップの定番ミンネでも専用の送り方がありますが、メルカリに比べると少しお高め。しかし全国一律料金です。
基本的には宅急便コンパクトで対応できる小さめのもののみで、それより大きくなる場合は通常のヤマト運輸での60サイズ以上を選択することになります。
ハーバリウムは郵送だと崩れる?まとめ
ハーバリウムは郵送で送る場合、崩れる可能性はあります。
なるべく崩れないようにするためには、「ハーバリウムを作る時点での材料や作り方」また「梱包方法」を工夫すると良いですよ^^
ハーバリウムを作る際には、
- 比重の低いオイルや粘度の高いオイルを選ぶ
- オイルは少しずつ注ぐ
- 空気が入らないように時間を置いてから蓋をする
- 瓶の中の花材の密度を上げる
- 浮きにくい重めの花材で押さえる
- 花の入れ方や絡ませ方を工夫する
- 花材を固定する
などに気をつけると、デザインが崩れにくいハーバリウムができ、発送も少し安心できるでしょう。
またハーバリウムを送る際には、
- 瓶が割れないようにダンボールや緩衝材を使用すること
- 万が一オイル漏れした場合でも他の人の荷物に影響を与えないように二重に袋に包む
という感じでしっかりと梱包してくださいね。
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