ラップタオルがなかなか乾かないときに、早く乾かすには
- ラップタオルのボタンを留めて、十字型のハンガーを使い空洞を作るように干す
- ゴムの部分を上にして干す
- 下から風を送る
の3点を意識すると良いですよ。
この乾かし方をしたら、大体一晩のうちには乾かすことができました^^
しかし焦って乾かさなくても、実はもっと楽にラップタオルを扱う方法もあります。
そこでこの記事では
- ラップタオルを早く乾かす方法
- ラップタオルが乾かなくても焦らない為の工夫
- 乾きやすいラップタオルの作り方
などについて詳しくご紹介していきます。
子供のプールの授業が二日連続でラップタオルがなかなか乾かない…
とお困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
ラップタオルが乾かない時早く乾かす方法
まずはラップタオルをなるべく早めに乾かすための干し方や工夫を見ていきましょう。
ラップタオルを早く乾かすための干し方
ラップタオルを早く乾かすには
- ラップタオルのボタンを留めて、十字型のハンガーを使い空洞を作るように干す
- ゴムの部分を上にして干す
- 下から風を送る
の3点を意識すると良いですよ。
ラップタオルの干し方
ラップタオルを干すときは、バスタオルのように広げて干した方が早く乾くというイメージがありませんか?
実はラップタオルは広げて干すよりも、ボタンを留めて中に空洞を作るようにして干した方が意外と早く乾くのです。
干し方は、ラップタオルのボタンをすべて留め、ゴム部分は上にしてハンガーにかけます。
タオルの空洞を作るようにするには、針金ハンガーのような細めのハンガーを2つ用意し、十字になるように重ねると良いですよ。
ラップタオルの空洞になっている下から、十字に重ねたハンガーを通してみてください。
下から風を送る
干すことができたら、あいている下の部分からラップタオルの中に風を送りましょう。
下からタオルの中に風を送ることで、風が全体に行き届き早く乾かすことができますよ^^
ラップタオルを早く乾かしたい場合、
- 風を送ること
- 空気が流れるための道を作ること
がポイントになります。
濡れた状態の洗濯物は水蒸気に包まれていて、この水蒸気が取り除かれないと乾くことができないのですね。
なので普通に干しているだけよりも、風を送り水蒸気を流すように意識するとより早く乾きます。
これはラップタオルのみでなく普通の洗濯物にも応用できるので、梅雨の時期や雨の日にも使ってみてくださいね。
タオルに風を送るには「扇風機」「サーキュレーター」などを使いましょう。
またできれば「エアコンのドライモード」や「除湿機」なども併用すると、さらに早く乾かすことができます。
この方法で乾かしたら夜10~11時くらいに洗濯しても朝には乾いていましたので、ぜひ試してみてくださいね^^
ゴム部分がなかなか乾かない場合は…
またラップタオルの種類によってはゴム部分の厚みが通常よりあり、その部分のみなかなか乾かないこともあります。
その場合は物干し竿にゴムを少し引っ張りながら広げて、洗濯ばさみで固定するように干した方がゴム部分は乾きやすくなりますよ。
ラップタオルが乾かない時にできる工夫
上記の方法で乾かせばよほどのことがない限り大体翌日には乾いていると思いますが、もし
- この乾かし方がめんどくさい
- どうしても乾かなかった
という場合は、以下のような対策を取るのをおすすめします^^
ドライヤーの熱風で乾かす
どうしても乾かなくて、急ぎの場合はドライヤーを当てて乾かしましょう。
ラップタオルのボタンをすべて留めて片側を閉じ、開いている方からドライヤーの風をタオルに中に送るようにすると早く乾きますよ。
ゴムの部分など、厚みがあり乾きにくい部分に直接当てるのも良いですね。
ラップタオルを2~3枚用意する
できればラップタオルを2~3枚用意しておくと、もし洗い忘れて2日連続プールがあっても焦らずに済みますよ。
ラップタオルはあまり使うものではないのでいくつも買うのは…と思ってしまうかもしれませんが、夏場のお風呂上りに使うと意外と便利ですよ。笑
またタオルは消耗品なので、使い終わったら雑巾を作るなど再利用もできます。
乾きやすい素材のラップタオルを購入する
タオルは綿素材のものが多いですよね。
しかし綿はあまり乾きやすい素材とはいえません。
そこで、素材にこだわってラップタオルを選ぶと良いですね。
- 薄手のタオル
- ガーゼ
- マイクロファイバー
などは速乾性に優れているので、洗うのが夜遅くになっても綿のタオルに比べて乾きやすいです。
ラップタオルも乾きやすさにこだわった薄手のものや素材に配慮されているものが多いので、こういったものを選ぶのがおすすめです。
お店で購入する場合はガーゼやマイクロファイバーかどうか確かめてみてくださいね。
乾きやすいラップタオルの作り方
薄手やマイクロファイバー、ガーゼ素材のタオルを使うことで、簡単に乾きやすいラップタオルを作ることができますよ。
縫う箇所もそんなに多くないので、手縫いでOKです。
ではさっそく材料と作り方をご紹介しますね。
ラップタオルを作る準備
ラップタオルに必要なバスタオルの長さ
子供のラップタオルを作るのに必要な、丈の長さの目安は以下の通りです。
身長 | タオルの丈 |
100~120㎝ | 60~80㎝ |
120~140㎝ | 80~100㎝ |
140~150㎝ | 100~120㎝ |
子供にバスタオルを当ててみて、膝~膝少し下くらいまで隠れると良いですね。
用意するもの
- 乾きやすい素材や薄手のバスタオル
- 平ゴム(2~3㎝幅)…60~100㎝くらい
- スナップボタン(13~15㎜)…4~5個
- ゴム通し
あとは
- 縫い糸
- 針・まち針(または洗濯ばさみ、クリップなど固定できるもの)
- はさみ
- 必要であればチャコペン
など基本的な裁縫道具があればすぐに作ることができます。
バスタオル
バスタオルは上記の身長別の必要サイズの目安を参考に、子供の身長に合わせてちょうど良いサイズを選んでくださいね。
また乾きやすいラップタオルを作りたいので、薄手のバスタオルやマイクロファイバー、ガーゼ素材などのバスタオルを選ぶと良いですよ^^
薄手で白いバスタオルや色が薄めのものは透ける可能性があるので、できれば濃い色や柄があるものを選ぶと良いでしょう。
平ゴム
ラップタオルの上側に通す平ゴムは「2㎝幅」か「3㎝幅」くらいのものがしっかりしていておすすめです。
タオルがずり落ちないように固定するのでバスタオルの横幅より短くても大丈夫ですが、念のため60~100㎝くらい用意しておくと良いですね。
スナップボタン
スナップボタンはハンディプレスを使いしっかり取り付けるものもありますが、ハンディプレスなどを持っていない場合は「手でパチンと留められるタイプ」でも良いと思います。
このスナップボタンは手で取り付けることが可能です。
また厚みのある生地にも取り付けられるタイプなので、タオルに多少厚みがあっても安心ですよ。
手で付けるタイプだとしっかりと留まるか心配…という場合は、一番上のみ手縫いタイプのスナップボタンにすると良いかもしれません^^
ラップタオルに使うボタンのサイズは「13~15㎜」がおすすめです。
バスタオルの縦幅によって、
- 短めの場合(60~80㎝)で4個
- 長めの場合(100~120㎝)で5個
くらい用意しておくと良いですね。
ラップタオルの作り方
1.ゴムを通す部分を縫う
バスタオルの長い方を横、短い方を縦として、まずは横側にゴムを通す部分を作っていきます。
タオルの裏側を上にして置き、裏側に3~4㎝折返し、待ち針(または洗濯ばさみやクリップ)で留めておきます。
折り目が付きにくい場合は、アイロンで押さえると良いですよ。
折返しの幅は狭すぎるとゴムを通すのが大変なので、「用意したゴムの太さ+1㎝」くらいの幅にしておきましょう。
2.折り返した部分を縫う
折り返した部分の下の端から5㎜くらいのところを縫っていきます。
バスタオルの横幅の端から端まで縫うので少し長いですが、なみ縫いで大丈夫なのでそんなに難しくはないです^^
ミシンがあれば直線に一気に縫っていってもいいですし、もちろん手縫いでもできますよ。
3.ゴムを通して固定する
ゴム通しを使い、ゴムを入れていきます。
ゴムは切らずに長い状態で入れて、通し終わってからサイズを調整しカットすると良いですよ。
ゴムを通し終わったら、子供のサイズに合わせてゴムの長さを調整します。
ずり落ちることのないよう、タオルをくしゅくしゅと詰めながらしっかりと調整してくださいね。
ゴムをカットする前に安全ピンで固定しておき、端から2~3㎝ほどあけてゴムを縫ってタオルに固定します。
返し縫でしっかりと補強しましょう。
反対側も同じようにゴムを縫い留めて、ゴムの余った部分をカットしてください。
端を2~3㎝あけておくのは、一番上のスナップボタンを取り付けやすくするためです。
4.スナップボタンを取り付ける
一番上はゴムを入れた折返しの部分に、そこから下に等間隔になるようにスナップボタンを取り付けていきましょう。
ゴムを通した部分が厚く、手で留めるタイプのスナップボタンがハマらない場合は、縫いつけるタイプのスナップボタンが良いかもしれません。
ボタンをつけ終わったらラップタオルの完成です!
ゴムを通す部分は厚みが出るほど乾きにくくなるので、ゴムを通す部分のみ薄めの生地で作り、バスタオルと縫い合わせる方法もあります。
しかし手間がかかるので乾きやすい素材のバスタオルを選べば、そこまでしなくても大丈夫かなと個人的には思いました。
ラップタオルが臭い時の対処法
夏はプールの授業が連日ありラップタオルの使用頻度が高かったり、ゴム部分がなかなか乾かなかったりするのでラップタオルが臭いを発してしまう場合があります。
そんな時に臭いを取り除くための対処法と、臭いが発生しないようにする予防策を合わせてご紹介していきますね。
ラップタオルの臭いの取り方
ラップタオルに限らず、タオルが匂う原因は濡れたまま長時間置いておくことで細菌が増殖してしまうためです。
乾かさずに放置したタオルでは「モラクセラ菌」という菌が繁殖することで、生乾きの時のような臭いが発生してしまうのですね。
この菌は「熱に弱く、60℃以上で増殖が止まる」という特徴があります。
なので「アルカリ性の漂白剤」や「アイロンの熱」などを使うと臭いを取り除きやすいです。
ここでは簡単にできる「漂白剤」「重曹」を使ったつけ置きと洗濯の方法、「アイロン」を使った方法をご紹介していきますね。
漂白剤を使って臭いを取る
臭いの素となるモラクセラ菌は、60℃以上で死滅しますので熱に弱いという話をしましたね。
なので粉末性の酸素系漂白剤がもつアルカリ性により、臭いの原因である細菌を死滅させましょう。
ただ漂白剤は臭いを取り除く効果は高いのですが、生地を傷めやすい成分なので頻繁には使わない方が良いですね。
用意するもの
- 粉末の酸素系漂白剤
- バケツや洗面器など
- お湯(40~50℃でラップタオル全体が浸かるくらいの量)
- ゴム手袋
漂白剤は液体よりも洗浄力・除菌効果が高い「粉末タイプ」がおすすめです。
また漂白剤には酸素系漂白剤の他に、塩素系漂白剤というものもあります。
塩素系の方が酸素系よりもさらに除菌効果や漂白する効果が高いのですが、その分汚れ以外の色、柄まで漂白してしまうのですね。
そして塩素系は強い成分なので、酸素系よりさらに生地が傷んでしまいます。
なので塩素系漂白剤なら家にあるという場合でも、タオルに使うのは酸素系漂白剤がおすすめです。
やり方
酸素系漂白剤は手荒れを起こしやすいので、まずはゴム手袋をしてくださいね。
1.バケツなどに40~50℃のお湯を入れ、酸素系漂白剤を溶かす
酸素系漂白剤は水よりもお湯を使うことでより効果的に臭いを取り除くことができます。
なので少し熱めの40~50℃のお湯を用意してください。
漂白剤の量は「つけ置きの場合はこのくらい」など、目的によって必要量が異なるのでパッケージの説明に従ってくださいね。
量が少なすぎると臭いが取れない場合があるので注意です。
2.酸素系漂白剤を溶かしたお湯の中にラップタオルを入れ、つけ置きする
ラップタオル全体がしっかりと浸かるように入れ、1~2時間ほど放置しておきます。
3.つけ置きが終わったら、洗濯する
つけ置き後はいつも通り洗濯機で洗剤を入れ洗って、しっかり乾かしましょう。
もしゴムを通す部分のみがいつも乾かなくて、そこから臭いがする…という場合は、つけ置きまでしなくても大丈夫です。
ゴム部分に液体の酸素系漂白剤を染みこませて置き、5分くらい経ってからいつも通り洗濯すると簡単に臭いを取ることができますよ。
重曹を使って臭いを取る
重曹は臭いや皮脂汚れなどを取り除いてくれるので、こちらもつけ置きしてから洗濯することで臭いを取り除くのに効果的です。
漂白剤などに比べると生地に優しい成分なので、その分菌の繁殖が多いと臭いを取り除ききれないこともありますが、重曹なら家にあるという場合も多いと思うので試してみる価値はあると思います。
用意するもの
- 重曹
- バケツや洗面器など
- お湯(40~50℃でラップタオル全体が浸かるくらいの量)
やり方
1.バケツなどに40~50℃のお湯を入れ、そこに重曹を溶かす
重曹は水10Lに対して大さじ1ほど使用します。
また重曹は水には溶けにくいので、少し熱めの40~50℃のお湯を用意してください。
重曹を入れたらかき混ぜてしっかり溶かします。
2.重曹を溶かしたお湯の中にラップタオルを入れ、つけ置きする
ラップタオルの全体がしっかりと浸かるように入れ、30分~1時間ほど放置しておきましょう。
3.つけ置きが終わったら、洗濯する
つけ置き後はいつも通り洗濯機で洗剤を入れ洗って、しっかりと乾かしましょう。
洗濯機に直接重曹を入れてそのまま洗う人もいるようですが、重曹を入れてはいけない洗濯機もあります。
そのため少し面倒でも、事前につけ置きするのが安心ですね。
アイロンの熱で臭いを取る
臭いの素となるモラクセラ菌は、60℃以上で死滅します。
なので60℃以上に設定したアイロンで洗ったラップタオルを乾かすと、臭いを取り除くことができますよ。
ただしこの方法は熱が加わるので、生地が傷んでしまう可能性があります。
そのため事前に必ず洗濯表示を確認し、アイロンを使っても大丈夫な場合にのみ試してみてくださいね。
やり方
1.ラップタオルをいつも通り洗濯する
2.脱水後、乾いていない状態のラップタオルにアイロンをかけながら乾かす
アイロンの温度は150℃前後に設定しましょう。
アイロンを当てる時間は、1カ所につき2~3秒程度でさっとかけるだけで大丈夫です。
タオルが大きくて時間がかかる場合は、アイロンのスチームを使うと時短しながらある程度乾かすことができますよ。
熱が弱いと匂いが取り除けない場合があるので、全体にしっかりと熱が加わるようにアイロンがけしてみてくださいね。
ラップタオルが臭わないように予防するには
臭いの原因となる「モラクセラ菌」が増殖してしまうのは、タオルに
なのですね。
そこで臭いを予防するには細菌が増殖しないように、まずはエサとなる汚れを取り除くのがポイントです。
細菌のエサとなってしまうので
- なるべく早めに洗い、汚れを落とす(洗剤の量も守ってしっかり洗う)
- お風呂の残り湯は使わない
というのが大事です。
またモラクセラ菌は水分がなければ増殖できませんので、
- 濡れたまま長時間放置しない
- 洗った後もできるだけ早く乾かす(洗濯機に放置せず、なるべく早めに干す)
という点にも気をつけると、臭いの発生を予防することができますよ。
特に夏場は湿気が多く、細菌の繁殖するスピードも早いです。
濡れたまま放置する時間が長くなるほど、臭いもひどくなるのでご注意くださいね。
ラップタオルが乾かない時の対処法まとめ
ラップタオルがなかなか乾かないときに早く乾かすには
- ラップタオルのボタンを留めて、十字型のハンガーを使い空洞を作るように干す
- ゴムの部分を上にして干す
- 下から風を送る
の3点を意識すると良いですよ。
空気が通る道を作り、風の力で乾かせば大体一晩で乾かすことが可能です^^
またエアコンのドライモードや除湿器なども併用すれば、さらに乾かしやすくなりますね。
もしどうしても乾かない部分がある場合は、「ドライヤーの熱風で乾かす」というのがおすすめです。
余裕があれば
- ラップタオルを2~3枚用意する
- 乾きやすい素材のラップタオルを購入する
というのも検討しておくと、今後ラップタオルを二日連続で使う場合にも焦らなくて済みますのでご検討くださいね。
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