お下がりのお礼をお菓子以外の物でしたいときには、
- ギフトカード
- 洗剤やウェットティッシュなどの日用品
- 野菜や果物などのおすそ分け
- ジュースのセット
- 子供へ向けたお返し(文房具や衛生用品など)
- お母さんに向けたお返し(ケア用品など)
などがおすすめです。
お菓子以外のものを贈るとしても、基本的にはなくなるものの方が貰った側も困りませんし、喜んでもらえますよ。
ただお下がりというのは簡単にいえば不用品をいただいているということなので、どこまで気を遣えばいいのか少し難しい部分があるのですね。
お返しをするにしても、気を遣いすぎても良くないのです。
そこでこの記事では
- お下がりのお返しをするときにお菓子以外でおすすめのもの
- お下がりのお返しをするときのマナー
- お下がりのお返しの相場や渡し方
などを詳しくご紹介していきます。
お下がりを貰ったけど、お菓子以外ならどんなものをお返しすればいいのか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
お下がりのお礼でお菓子以外で気の利いたものは?
お下がりをいただいたときに限らず、食べたらなくなるお菓子というものはお返しとして王道です。
しかし相手の好みや年齢・生活スタイル、食育にこだわりがあるかどうかなどによってはお菓子を贈りにくい場合もありますよね。
そんなときお菓子以外でお返しをするなら、
- 日用品や消耗品などのなくなるもの
- ギフトカードなど用途を相手が決められるもの
などが無難です。
では具体的にどんなものを贈ると良いのかさっそく見ていきましょう。
お菓子以外のおすすめのお返し
ギフトカード
お下がりのお返しとして一番おすすめなのは、ギフトカードです。
商品券、ギフトカードなどは定番でひねりがないと思うかもしれませんが、やはり“貰った側がいらないな~と感じることが少ない”と思うので、迷惑にもならず喜んでもらいやすいところが良いですね。
お下がりのお返しとして贈るなら、「1,000~3,000円程度」のギフトカードが良いでしょう。
定番は「図書カード」「ショッピングモールなどで使える商品券」ですが、
- Amazon
- 楽天
などのカードも選べる商品の幅が広がるので喜ばれるようですよ。
また相手の好みがわかれば「スターバックス」「UNIQLO」などのギフトカードも喜んでもらえることが多いです。
他にもお下がりをくれた方のお子さんが小さければ「トイザらス」、家族で楽しめる「サーティワン」「ハーゲンダッツ」などのギフトカードなども良いのではないでしょうか。
ギフトカードの購入方法
ギフトカードは
- それぞれのお店のオンラインショップ
- 電話やFAX
- 全国の販売店舗(コンビニ・百貨店・ショッピングモールなど)
- 金券ショップ
などで購入することができます。
オンラインでも購入できますので、もしご自身のお子さんが小さくて動きにくいという場合でもすぐに用意できるのもメリットですね。
詳しい購入方法などは以下を見てみてください。
またギフトカードを渡す場合は、簡単なお礼をメッセージカードに添えて一緒に渡すのも気持ちが伝わって良いと思います^^
洗剤やウェットティッシュなどの日用品
お下がりのお返しの場合、大げさなものよりドラッグストアで購入できるくらいの日用品というのもおすすめです。
例えば、洗濯洗剤やウェットティッシュ、除菌ジェルなど。
日用品ならタオルなども定番ですね。
特に洗剤などはお子さんが多いおうちだと喜ばれますよ。
ギフト用の洗剤のセットなどもありますが、あまり大げさな包装されているものだったりするとかえって気を遣わせてしまいます。
なのでドラッグストアなどで売っているものを数個購入する、くらいのラフな感じで渡した方が良いかなと思いますね。
野菜や果物などのおすそ分け
野菜や果物などをおすそ分けという形で贈るのも、お下がりのお返しとして定番ですね。
おすそ分けという体なら、あまりかしこまらずに相手にも受け取ってもらいやすいのがメリットです。
自分で育てたものや実家で取れたものでも良いですし、旬の果物を一袋(一パック)程度購入して贈るでも良いですね。
ジュースのセット
お菓子の代わりならジュースなどもおすすめです。
果汁100%ジュースの詰め合わせギフトなどが贈りやすいですよ。
このくらい入っていても2000円くらいなので、お手頃だと思います。
おうちに行くような間柄なら、ギフト用のジュースでなくてもいくつか好きそうなものを少し多めに購入して手土産という形で渡すのも良いかも。
子供へ向けたお返しにする
お返しをくれた人のお子さんへ向けたお返しにするというのもありですね。
おすすめは消耗品
例えば
- お絵描きセット(自由帳や色鉛筆など)
- おりがみ
- 絵本
- 鉛筆や消しゴムなどの文房具
- 靴下
- ヘアアクセサリー
- 歯ブラシ
- マスク
- キャラクターなどのポケットティッシュ
などの使ったらなくなるものなどはいかがでしょうか?
相手のお子さんが小学生くらいの女の子なら、これ以外にもシールやメモ帳、レターセットなど選択肢も多いですし、喜んでもらえますね。
歯ブラシやマスク、ポケットティッシュなら中学生、高校生くらいのお子さんでも使ってもらえるので、やはり消耗品だと良いと思います。
ファッションアイテムなどもあり
またいただいたお下がりがブランドものだったり、新品だったりすると少し良いものをお返ししたいということもありますよね。
そんなときは服やバッグ、リュック、靴なども良いと思いますが、こちらは相手の好みがわからないと喜んでもらえない可能性もあります。
もし好みがわからないけど何か贈りたい場合、好みは貰ったお下がりを見て同じような系統のものを選ぶか、絵柄などのないシンプルでオーソドックスなものを選ぶと失敗が少ないですよ。
お母さんに向けたお返しにする
お子さん向けのちょっとしたお返し+お母さん向けのお返しもあると気が利いていて良いですよ♪
貰ってもあまり困らないであろうものだと
- ケア用品(ハンドクリーム、パック、入浴剤など)
- 紅茶やコーヒー
などがおすすめです。
香りものや紅茶などは相手の好みがわかっている場合は、それを選んで贈ると良いですね。
相手の好みがわからない場合は、ハンドクリームなどが無難でしょう。
例え好みの香りでなくても、手に塗るくらいならすぐに消費できますし。
ロクシタンのハンドクリームは王道なので、好みがわからない場合の贈り物として良いと思います。
こちらはギフト用の小さいクリームのセットですが、2000円以下で購入できるので大げさにならないですし実際に私も贈って喜んでもらえましたよ^^
またお下がりをくれた相手がママ友などで一緒にランチやお茶をする機会があれば、「お下がり貰ったしここは出させてね」とちょっとしたランチ代やお茶代を出させてもらうというのも良いかもしれません。
貰って嬉しいお下がりのお返しの特徴
実はお下がりに対するお返しは「かえって気を遣うのでいらない…」という人も一定数います。
(詳しくは「お下がりのお返しに関するマナー」の部分で後述します)
なので相手に気を遣わせないことをちょこっと意識するのも、お下がりで気持ちの良いやり取りをするコツなのですね。
といってもやることは簡単なことです。
- かしこまったお礼やお返し感を出さない
- 貰ったものを着用・使用しているところを見せる
という2点を押さえておくと良いですよ^^
かしこまったお礼やお返し感を出さない
先ほど書いた通り、お下がりはあくまでも使用済みのものをあげただけだから、お返しをされてしまうと申し訳なくなる…という人もたくさんいます。
なので「これお下がりをいただいたお礼です」とかしこまって渡すよりも
「旅行行った時のお土産なんだけど、良かったらどうぞ~!」
「このお菓子たまたま見つけて、美味しかったから良かったらお子さんと食べてね」
くらいの感じで渡すと相手も受け取りやすいようですよ。
お礼としてわざわざ用意しました!という感じではなく、「ついでなので気にしないでね」という感じを出すのがポイントですね。
貰ったものを着用・使用しているところを見せる
もしお礼のお返しをしない場合でも、お下がりを貰ったらそれで終わりではなく
- 服なら実際に子供に着せて、ベビーベッドやベビーカー、椅子などなら実際に使って、それを写真を撮って見せたり
- 会う機会があるなら子供に服を着せて行ったり
などすると、あげた側も使ってくれているんだな~とわかって嬉しいようですよ。
また
「子供が貰った服を気に入って毎日着てるの~」
「貰った服でファッションショーしてるよ!」
というような感じで伝えるというのも同じく喜んでもらえたりします。
こういったことを伝えるのも、お下がりの場合はお礼になりますね。
『そんなに喜んでもらえたなら、またこの人にあげよう』と思ってもらえることもありますよ。
渡す相手によって注意すべき点
お下がりをどんな相手に貰った場合でも、基本的にお返しする際は
- 大げさでないもの
- できれば消耗品などなくなるもの
などが適しているというのは共通です。
ただ「親戚」や「職場の人」からお下がりを貰ったときは、少し気をつけた方が良い点があります。
親戚にお下がりを貰った場合
親戚間のやり取りの場合には、お返しはいらないと言われたら無理にお返しなどをしなくても良いかもしれません。
もし今後親戚の中で出産をしそうな人がいれば、前例を作ってしまうことで他の人もお返しを気にすることになってしまうためですね。
なので、今まで親戚間ではどうしていたのか聞いてみたり、その親戚間でのルールに従っておくのが良いと思います。
旦那さん側の親戚なら、旦那さんにさりげなく聞いてもらいましょう。
もし貰いっぱなしが気になる場合は、
- 集まる機会がある時に、手土産などを少し多めに持っていく
- 野菜などをおすそ分けする
- 旅行のお土産を渡す(賞味期限が短ければ自宅に郵送する)
などで対応すると良いのではないでしょうか。
職場でお下がりを貰った場合
職場でお下がりを貰った場合も、基本的には先ほど書いたようなギフトカードやお子さん向けの消耗品などで対応すると良いでしょう。
注意すべきなのは、例えば男性の上司などからお下がりをいただいた場合に「お返しとかいらないからね」と言われた場合でも、一応お返しはしておいた方が良いということです。
これはお下がりをくれた人の中には、「貰っておいてお返しもないの?」と思う人も少なからずいるので、上司の奥さんの手前お返しはしておいた方が角が立たないためですね。
ちょっとしたことですが、その方がご自身も職場で気持ちよく過ごせると思います。
お下がりのお礼を渡すときのマナー
お下がりのやり取りって簡単にいえば不用品をいただいているということなので、どこまで気を遣えばいいのか少し難しい部分がありますよね。
そこでお下がりに関するマナーについても併せてご紹介していきますね。
お下がりのお礼は必ずした方が良いのか?
お下がりを貰った際は基本的にはお返しをする人が多いようです。
お返しを期待している人もいれば、お下がりに関しては本当にお返しなどを気にして欲しくないという人もいます。
両方の意見を考慮すると、お下がりのお返しに関しては『ちょっとしたものをお返しする』ということで十分だと思います。
新品のものをわざわざ購入してくれるプレゼントとお下がりは別物なので、考えすぎなくても大丈夫ということですね。
お下がりをあげる側の気持ち
言い方は悪いですが、借りをつくるというのはトラブルのもととなることも少なくありません。
お返しはいらないよと言っておきながら、心の中では見返りを求めて行動している人もいるので「せっかくお下がりをあげたのに、お返しもないなんて…」と他の人に言われてしまっては面倒です。
なので何かしらお返ししておいた方が、こちらも気が楽ですよね。
一方で「気を遣われるのが嫌」「お互い“お返し”をやり始めるとキリがなくなるから」という人も一定数いるので、お返しとわからない程度のお土産やおすそ分けが適しているという意見もあります。
お下がりをあげる側の気持ちとしては、正直な話
「断捨離になった、家が片付いて助かる」
「あまり使っていないのに捨てるのももったいないから、貰ってくれて助かる」
という思っている人が多いのだと思います。
なので中にはお返しを貰ってしまうと「次からあげにくくなるな…」と感じる人もいるのですね。
お礼はいらないと先に言われた場合はどうする?
お下がりを貰う際に、こちらを気遣って「お返しとか本当に気にしなくていいから!」と言ってくれる人もいるでしょう。
しかし貰ったからには何かしら感謝を伝えたい…というときには相手のお子さんへのプレゼントという形が一番受け取ってもらいやすい気がします。
「これうちの子がお洋服のお礼に○○ちゃんに渡してってことなので、受け取ってもらえたらうちの子も喜ぶ!」という感じで渡せば自然にお返しを渡すことができます。
この場合は子供が好きそうな文房具やハンカチなど、ちょっとしたものが良いと思います^^
お下がりを数回貰ったらその都度お返しをする?
お下がりを頻繁に貰う場合は、毎回きっちりとお返しするという人ばかりではありませんが、なるべくお返しするという人が多いようです。
やはりこの場合もいただいた際には口頭でしっかりとお礼を伝え、後日おすそ分けやお土産などちょっとしたものをお返しするというのが良いかもしれません。
いただく度に毎回渡したいなら、スーパーで売っているようなお菓子や駄菓子など、数百円~売っているようなものを選ぶというのがおすすめですね。
お下がりのお下がりを貰った時でもお礼はする?
お下がりのお下がりを貰った時も、お土産などのちょっとしたお返しはするという人は多いでしょう。
しかしお下がりのお下がりに関しては、あげた側としてはお金がかかっていない分、「お返しがあると罪悪感がある…」という人もいます。
そのため量やいただく頻度が多い場合にのみお返しするなど、あまりかしこまらない方が良いみたいですね。
あまり綺麗ではないお下がりを貰った場合のお礼
あまり綺麗ではないお洋服やベビー用品などをお下がりで貰った場合のお返しに関しては、相手との今後の関係性をどうしたいかによると思います。
まれにですがすごく汚れていたり、使い倒しているようなお下がりをくれる人もいたりして正直迷惑な場合もあり、お返しをした方がいいのか迷いますよね。
そんなお下がりでも今後その人との関係を良好に保ちたい場合は、やはり多少のお返しはしておく…という人が多いでしょう。
反対にあえてお返しはしないで、「もういらないです。というのを示す」という意見も。
相手がお返し目当てではなく、不用品処分をしたいだけだとまたお下がりがきてしまう可能性がありますが、見返りを求めているタイプならもうお下がりはこなくなるかもしれません。
お下がりのお礼の相場
お下がりをいただいたときのお返しの相場は「貰った品の1~2割程度の金額」です。
例えば
5,000円くらいのものを貰ったら500~1,000円程度、
10,000円くらいのものを貰ったら1,000~2,000円程度
といった感じ。
やはりあまり高額なお返しはしないということですね。
私が実際にお返しをする際に調べてみたところ
- 量が少なめ、けっこう使われた形跡がある場合…500~1,000円程度
- 量が多め、貰う頻度が多い、ブランド物、新品の場合…2,000~3,000円程度
- ベビーベッドやベビーカーなど高価なもの…3,000~5,000円程度
という感じで、どんなに良いものを貰っても5,000円以上かけている人はほとんどいないなという印象です。
単純に金額だけを見るのではなく、いただいたお下がりの内容がどのくらいお返しをしたら良いかの基準になりますね。
お下がりというと服が多いと思いますが、相手に気を遣わせないためには1,000~3,000円程度のお返しとなることが多いのかもしれません。
このくらいの金額なら失礼になることはないのではないでしょうか。
お返しを渡すタイミングや渡し方
お下がりのお返しを渡すタイミングは、できれば2週間以内くらいを目安にすると良いですよ。
遅くても1ヶ月以内には用意した方が、直接お下がりのお返しと伝えなくてもなんとなくわかってもらえると思います。
あくまでもかしこまらずに渡したいので、顔を合わせる機会があれば直接渡しましょう。
ただ親戚など会う頻度が少ない場合は、郵送にすると良いですね。
お下がりのお礼でお菓子以外の物を渡すときまとめ
お下がりのお礼をお菓子以外の物でしたいときには、
- ギフトカード
- 洗剤やウェットティッシュなどの日用品
- 野菜や果物などのおすそ分け
- ジュースのセット
- 子供へ向けたお返しにする(文房具や衛生用品など)
- お母さんに向けたお返しにする(ケア用品など)
がおすすめです。
お菓子以外を贈るとしても、基本的にはなくなるものの方が貰った方も困りませんし、喜ばれるでしょう。
一番無難なのはギフトカードですが、ギフトカードにも種類がありますのでお返しする相手によって最適なものを選んでみてくださいね。
またお下がりのお返しをする際は
- かしこまったお礼やお返し感を出さない
- 貰ったものを着用・使用しているところを見せる
というのもお礼の気持ちをさりげなく伝えるポイントとなりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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