冷凍ハンバーグは一度解凍してしまったら、基本的には再冷凍はしない方が良いですね。
絶対にしてはいけないというわけではありませんが、食中毒の危険や品質の低下などは避けられません。
しかし解凍してしまったハンバーグを無駄にせずに済む場合もあります。
そこでこの記事では
- 一度解凍してしまったハンバーグの再冷凍について
- ハンバーグやハンバーグソースの正しい冷凍の方法や解凍のコツ
などを詳しくご紹介していきます。
冷凍ハンバーグを解凍してしまったけどもう一度冷凍したい
でも再冷凍したものを食べるのは少し怖いし、大丈夫かな?
と迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
冷凍ハンバーグを解凍してしまったけど再冷凍してもいい?
一度冷凍したハンバーグを解凍してしまった後にもう一度冷凍するのはあまりおすすめできません。
理由は2つあります。
- 解凍時の温度やハンバーグを作った時の条件によっては細菌が繁殖し、食中毒の危険がある
- 解凍時にうまみ成分や栄養素が流れ出る、乾燥する、冷凍焼けなどにより品質や味が損なわれる
これらの理由から、できれば一度解凍したハンバーグの再冷凍は避けた方が良いでしょう。
特に再冷凍したいハンバーグが焼いた状態ではなく生の場合、ハンバーグに含まれる水分やたんぱく質が細菌の餌となりやすいため食中毒の危険が高いのですね。
食中毒に関わる細菌は一般的な家庭用の冷蔵庫の温度である10℃以下で増殖が遅くなります。
しかしそれ以上の温度になると増殖をしてしまうので、電子レンジなどで解凍して室温で置いておいた場合などは再冷凍は絶対にやめましょう。
細菌の多くは10℃以下(冷蔵庫内の温度の目安)で増殖は遅延し、-15℃(家庭の冷凍庫内の温度の目安)以下では停止するが、死滅しているわけではないので、室温に戻すと増殖をはじめる(食中毒菌は35℃くらいが最も増えやすい)。
中には加熱したとしても死なない細菌もいます。
ただこれは加熱していない生の肉の状態で冷凍していた場合で、しっかり火を通して冷凍していたハンバーグなら再冷凍しても味は落ちると思いますが、食中毒のリスクは減らすことができますよ。
また手作りのハンバーグと市販の冷凍ハンバーグでも違いがあります。
さらに詳しく見ていきましょう。
手作りのハンバーグの場合
手作りのハンバーグを解凍してしまったけど再冷凍したい場合は、タネの状態での再冷凍は絶対にやめてくださいね。
もし再冷凍をするにしても、必ず火を通した方が良いでしょう。
ハンバーグに使われているひき肉は空気に触れる面積が大きいため酸化しやすく、腐敗も進みやすいです。
そのため生のまま何度も冷凍したり解凍したりというのは、食中毒の危険などがあるのでおすすめできないのですね。
なので再冷凍したいという場合はハンバーグの中までしっかり火を通した状態で冷凍し、早めに消費するようにしてください。
ただ先ほど書いたように、加熱しても死なない細菌もいます。
もし
- 調理時に素手でタネを触った
- 解凍後室温で長時間放置してしまった
などの場合は加熱しても食中毒が心配なので、食べるのは諦めた方が良いかもしれません。
市販の冷凍ハンバーグの場合
市販品の冷凍ハンバーグの場合、あまりおすすめはできませんが条件によっては再冷凍することもできます。
- 加熱調理済みのハンバーグ
- 真空パックなどで開封していない(ハンバーグに触っていない)
- 解凍時に冷蔵庫に移して、そんなに時間が経過していない
という条件が揃っている場合は、すぐに冷凍庫へ戻せば影響は少ないでしょう。
真空パックになっているなどパッケージを開封していなければ密閉性もある程度あるでしょうし、改めて食中毒菌が付いているということはないので、菌が大幅に増殖するとは考えずらいです。
また先ほど書いた通り、冷蔵庫内の温度なら食中毒菌の増殖は緩やかになりますし、冷蔵庫で全解凍するには6~8時間程度かかります。
なので解凍を始めてすぐならまた冷凍庫に戻しても、食中毒になる危険は低いでしょう。
ただ再冷凍後はなるべく早めに食べる、しっかり火を通すなどに気をつけてくださいね。
市販の冷凍ハンバーグに使われている肉は、元々冷凍状態だったものが使われている場合が多いので、それを再冷凍しても味には大きな影響はないでしょう。
ただし一度解凍した食品は、水分を取り除かないともう一度冷凍した際にその水分が氷の結晶となり、次に解凍するときに食品の細胞を傷つけうまみ成分が流れ出てしまいます。
なので冷凍、解凍を繰り返すたびに風味や品質は少しずつ落ちていくと考えておいてくださいね。
反対に市販品の冷凍ハンバーグでも
- 開封してしまった場合
- 真空など密閉性のあるパックでない冷凍食品
- 解凍から長時間が経過してしまった場合(温まってしまった場合)
などは再冷凍するのはやめておいた方が安心ですね。
また市販のものでも加熱調理済みでないものは、やはり食中毒が心配なので再冷凍は控えましょう。
冷凍ハンバーグの正しい冷凍保存の方法
ハンバーグを作って冷凍する際にも、再冷凍する際にも冷凍保存の仕方は同じです。
ハンバーグを冷凍する際のポイントや注意点なども合わせてご紹介しますね。
ハンバーグの正しい冷凍保存の方法
ハンバーグをタネの状態で冷凍する場合も、焼いてから冷凍する場合もやり方はほとんど同じです。
タネの状態で冷凍保存する場合
焼かずに生の状態で保存する際は、ハンバーグをこねて成形が終わったらなるべく空気が入らないように一つずつラップに包みましょう。
そしてアルミバットなどの金属製のトレーに並べ、冷凍庫へ入れます。
金属製のトレーに乗せて冷凍することで、金属の熱伝導の良さを利用して冷凍時間を短縮することができます。
冷凍時間をなるべく減らすことで、解凍したときの味や栄養を保つことができるのです^^
タネが凍ったら、まとめてジップロックなどの密閉性の高い保存袋に入れ、空気を抜いてまた冷凍庫へ戻しましょう。
ハンバーグは焼いて保存しておいた方が食中毒の危険が減りおすすめですが、生の状態で保存しておくとハンバーグとして使う以外にも普通のひき肉としても使えます。
なので冷凍保存しておくと、ひき肉を使いたいときにハンバーグ以外のメニューに利用できるという点がメリットですね。
焼いた状態で冷凍保存する場合
ハンバーグを焼いた状態で冷凍保存する際は、ハンバーグにしっかり火を通したらまずはラップなどをかけずに冷まして粗熱を取りましょう。
この段階でラップに包んでしまうと中に湿気や水滴が溜まり、ハンバーグが傷んでしまうので注意してくださいね。
冷ました後は一つずつラップに包み、金属製のトレーに乗せ冷凍庫へ入れます。
そしてハンバーグが凍ったら密閉性の高い袋に入れなるべく空気を抜いて閉じ、再び冷凍庫へ戻して保存しておきましょう。
ハンバーグは加熱してから冷凍することで
- 食中毒のリスクを減らせる
- 表面を焼いておくことで解凍時にうまみ成分が流れ出るのを防げる
- 解凍後すぐに食べることができて楽(作り置きやお弁当にも使える)
などのメリットがあり、できれば焼いた状態で冷凍しておく方がおすすめです^^
ハンバーグを冷凍保存する際の注意点
冷凍する予定の場合は素手で触らない
ハンバーグは調理の際、手で直接触ってこねたり形を作ったりすると、
- 手の雑菌がハンバーグに移ってしまう
- 手の温度でひき肉が傷みやすくなる
ということが考えられます。
温度が高かったり、菌が多いとハンバーグが傷むのが早くなったり、食中毒の危険がありますよね。
なのであらかじめ冷凍保存することがわかっている時には、調理の時点で
- 調理用手袋やポリ袋を使って直接触れないようにする
- なるべく手早くタネを作り手の熱が伝わらないようにする
- ひき肉をこねるときは一回り大きなボールを用意し、氷水を入れて冷やしながら
などの工夫をすると良いですよ^^
空気が入らないように気をつける
冷凍する際にラップだけでなく密閉できる保存袋または保存容器に入れるとハンバーグが空気に触れないようにできるので、長く品質を保てるようになります。
ひき肉は生のお肉の中でも空気によって品質が低下しやすいので、空気に触れないようにすることで「酸化」「腐敗」「冷凍焼け」などを予防しましょう。
面倒でも一つずつラップに包む
焼いてあると、ハンバーグ同士がくっついてしまうこともないのでは?とジップロックなどにまとめて入れて冷凍したくなってしまいますよね。
しかしまとめて一つの袋に入れると冷凍されるときに水分によってくっついてしまい、一つだけハンバーグを取り出して解凍したい時などに大変な思いをすることになってしまうのです!
なので、まずは一つずつラップで包んでから、ジップ付きの袋にまとめると後で楽ができますよ。
ハンバーグソースの冷凍について
ハンバーグをフライパンで焼いたり蒸したりした後、ソースをつけた状態のハンバーグも冷凍保存することが可能です。
ソースをかけた場合の冷凍についても合わせてご紹介しますね。
ソースがついたハンバーグの冷凍保存
ソースをつけたハンバーグもお肉のみと同じように冷凍保存が可能ですよ^^
ソースで煮込みハンバーグにしてそのまま冷凍しておくと、解凍後にお肉がパサパサしてしまうことも防げます。
ハンバーグにソースをかけた状態で冷凍する場合は、通常と同じようにハンバーグができたらまずはラップなどをかけずに冷ましましょう。
ハンバーグが冷めたら一つずつラップに包みます。
ソースがこぼれてしまうのが心配な場合はラップを二重にしてみてください。
ラップに包んだハンバーグをジップロックなどの密閉袋に入れ、空気を抜いて金属製のトレーに乗せ冷凍庫へ入れ保存します。
ラップに包むのが難しい場合は、ハンバーグとソースをまとめてジップロックに入れ、そのまま冷凍するのもアリですね。
ジップロックに直接入れる際は、小さめの袋に入れしっかりと空気を抜いてください。
味付けまでして保存してあるので、食べるときは冷蔵庫で自然解凍して、電子レンジで温めればすぐに食べることができますよ。
保存にタッパーを使う場合
ソースをかけて保存する場合、ラップだとソースがこぼれそうで心配ですよね。
その際に「タッパーなどの保存容器の方がこぼれないように保存できるのではないか」と考えると思います。
タッパーでハンバーグを保存する場合には、
- タッパーいっぱいにハンバーグを入れないと空気に触れる面積が大きくなる
- 冷凍時にハンバーグ同士に隙間ができ、そこに霜が付きやすい
という理由から、解凍した時に味が損なわれる恐れがあります。
なのでもしラップだけだと不安な場合は、まずはタッパーに直接ハンバーグを入れてある程度凍らせます。
凍ったらタッパーからハンバーグを取り出し一つずつラップに包み、あとは通常と同じように密閉袋に入れ空気を抜いて再度冷凍庫へ入れるという方法が良いでしょう。
ソースのみの冷凍保存
ハンバーグにソースをかけた状態での保存もできますが、ハンバーグとソースを別々で保存しておくことも可能です。
ハンバーグと一緒に冷凍しておくのも楽ですが、ハンバーグとソースを分けて保存すると
- ソースの量を調節できる
- ソースを数種類用意しておけば味変できる
- ハンバーグとソースの両方を適温に温めることができる(ハンバーグを焦がさずに温められる)
などのメリットがありますよ。
ハンバーグとソースを一緒に冷凍した場合、解凍するときや焼き直すときにハンバーグにしっかり火を通そうとしてソースが焦げてしまう…という場合もあります。
これはハンバーグとソースに火が通る時間が異なるためですね。
なのでハンバーグを焼いてからソースを解凍してかけると両方を美味しく食べることができます。
おすすめの保存方法
別々に保存する場合は、ハンバーグは先ほど書いた通りに一つずつラップに包み、ジップロックなどに入れて保存します。
ソースの保存は
- ジップロックなどのチャック付きの密閉袋
- 製氷皿
- シリコンカップ+ジップロック
などで保存するのがおすすめです。
ジップロックで冷凍する
ジップロックに直接入れ冷凍する場合は、袋にソースを入れたら空気を抜きつつチャックをして平らになるように置きます。
そして袋の上から菜箸やおたまの持ち手などの細いものを軽く押し当て、ハンバーグ一個分に使う量になるくらいのところに線をつけていきましょう。
この状態で冷凍すると使うときに線をつけたところでソースをパキっと割ることができ、使いたい分だけ解凍することが可能なのです。
ソースがゆるくてうまく線がつかない…という場合は、一度冷凍庫に入れ、少し凍ってきた段階で線を入れてみてくださいね。
製氷皿やシリコンカップで冷凍する
製氷皿やシリコンカップに入れる方法は、一個分を小分けにできるのでお弁当などで使う予定のときに便利ですよ。
ソースを入れる容器の素材によってはソースの色が付いてしまうので、気になる場合はラップを敷いてくださいね。
製氷皿の場合はラップを敷いてソースを冷凍し、凍ったら製氷皿から外し保存袋に入れると空気に触れないように保存できます。
シリコンカップの場合はカップに適量のソースを入れ、金属製のトレーに並べて冷凍します。
凍ったらジップロックに入れて、冷凍庫へ戻し保存してくださいね。
ソースの冷凍保存の手順
ソースを保存する際は保存袋の中に水滴がつかないように、まずは袋に入れる前によく冷ましてくださいね。
ソースの場合、水滴が付くことで霜が付くだけでなく、ソースの水気が増えて美味しさが損なわれてしまいます。
よく冷ましたら先ほど書いたように保存袋などに入れ、金属製のトレーに乗せて冷凍庫へ入れましょう。
冷凍ハンバーグの保存期限
ハンバーグを冷凍保存する場合
- タネの状態で冷凍→約2週間
- 焼いた状態で冷凍→約1ヶ月
が保存できる期間の目安になります。
市販品の冷凍ハンバーグは手作りのハンバーグに比べると長く保存できるものもありますが、冷凍していたとしてもパッケージに記載されている賞味期限を守ってくださいね。
またこれは最初に冷凍する場合の目安の期間です。
再冷凍した場合は焼いてある場合でも何週間と放置せず、なるべく早めに消費してしまった方が良いですね。
市販のハンバーグで真空パックになっているものは
- 生の状態で冷凍→約90日
- 焼いてある状態で冷凍→約300日
が目安となっていることが多いですね。
賞味期限が書いてある場合はそれに従ってください。
ハンバーグソースを冷凍保存する場合は、
- ハンバーグとソースを一緒に冷凍→約3週間程度
- ソースのみで冷凍→約1ヶ月
が保存の目安になります。
食べない方が良い場合の判断基準
もし冷凍してから時間が経ってしまったり、正しく保存したつもりでも
- 黒や緑のカビが生えている
- 異臭がする(酸っぱいような臭い)
- ハンバーグを割ったときに糸を引いた
- 焼いて食べたら酸っぱいまたは苦みがある
のような状態が見られる場合には食べるのはやめておきましょう。
しっかり冷凍していても、冷凍庫を開ける頻度が多いなどの場合は劣化が進んでしまうこともあります。
特にタネの状態で冷凍保存している場合は、注意深くチェックしてみてください。
また腐敗していなくても、完璧に密閉するのは難しいので時間が経つにつれ乾燥したり酸化したりということもありますので、味は少しずつ落ちていってしまうと覚えておいてくださいね。
冷凍ハンバーグを解凍するときのおすすめの方法
冷凍したハンバーグをなるべく美味しく食べるための解凍方法と、焼くときのコツもご紹介していきますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
基本的な解凍の仕方
冷凍ハンバーグの解凍の仕方は基本的に「冷蔵庫で自然解凍」または「電子レンジで解凍」してから、フライパンで蒸し焼きにするのが良いですね。
これはタネの状態で冷凍した時はもちろん、焼いて冷凍した場合でも同じで、少し焼き直した方が美味しくいただけますよ^^
冷蔵庫解凍
冷凍ハンバーグを解凍する際に一番おすすめの解凍方法は「冷蔵庫」での解凍です。
解凍の仕方もハンバーグを食べる日の朝か前日に、冷凍庫から冷蔵庫へ保存した状態のまま移動させておくだけ!
解凍には6~8時間ほどかかりますが、冷蔵庫で解凍すると低温を保ったまま少しずつ解凍することができます。
ハンバーグに限らず、冷凍した食品を解凍する際には冷凍した状態の温度と解凍時の温度に差をなくすことが美味しく食べるポイントです。
急激に溶けるのを防げるため、うまみ成分や栄養素であるドリップがたくさん流れ出てしまうのを防げるのですね。
なので常温や電子レンジで解凍するのに比べて味を損なわずに済みます。
しかし溶ける際には多少肉汁などが出てしまう場合もありますので、心配な場合はハンバーグをトレーやお皿に乗せて冷蔵庫に移してくださいね。
電子レンジ解凍
「解凍するのを忘れてしまった」
「時間をかけずに解凍したい」
という場合は電子レンジでの解凍が良いでしょう。
温め時間はハンバーグの大きさや厚みによって異なりますが、温めモードで解凍する場合は約1~2分程度です。
タネの場合、加熱し過ぎると火が通ってしまいますので、まずは短い時間温めて解凍しきれない場合は時間を少し追加してくださいね。
心配な場合は温めモードではなく、解凍モードを使用しましょう。
解凍後フライパンで蒸し焼きにする場合、あとでしっかり熱を通しますので全解凍しなくても半解凍くらいで大丈夫ですよ。
電子レンジで冷凍ハンバーグを解凍する場合、
- 解凍がムラになりやすい(なので焼くときもムラになる)
- 加熱し過ぎるとドリップが流れ出て乾燥してしまう(食感がパサパサに)
などの懸念があります。
しかし解凍を忘れたときやすぐに解凍したいときには便利な解凍方法ですね。
解凍せずに蒸し焼きもアリ
特にハンバーグをタネの状態で冷凍保存した場合には解凍後に焼くと思いますので、解凍せずに直接蒸し焼きしてしまうというのも良いでしょう。
タネの状態で解凍せずに蒸し焼きにするやり方
1.霜が付いている場合は焼く前に取り除いておく
霜を取り除いておくことで、焼いたときに油が跳ねるのを防ぐことができますよ。
2.フライパンに冷凍状態のままハンバーグを並べる
3.水を少量入れ、弱火で蓋をして蒸し焼き状態にしてじっくり火を通していく
4.フライパン内の水がなくなってきたところで、蓋を外す
5.ハンバーグの表面に焼き色が付くように、中火で加熱する
6.ハンバーグに竹串などを刺し、しっかりと火が通っているか確認する
竹串を刺したときに出てくる肉汁が透明になっていたら、中までしっかりと火が通っている証拠です。
肉汁が透明になっていなかったら、透明になるまで弱火で加熱しましょう。
ハンバーグを解凍せずに焼く場合、解凍されることと中までしっかりと火を通すことを考えなくてはいけないので、多少ドリップが出てしまってもまずは時間をかけてしっかりと火を通すことを優先させましょう。
その後で焼き色を付け表面を固めると良いですよ。
タネの状態で解凍してから蒸し焼きにするやり方
タネを解凍した後に蒸し焼きにする方法も先ほどとほとんど同じなのですが、少し異なる部分があるので合わせてご紹介しますね。
1.まず冷蔵庫でハンバーグのタネを解凍する
2.中火で温めたフライパンにハンバーグを並べ、両面を焼き色がつくくらいに焼き固める
3.焼き色がついたら弱火にし、水を50mlほど入れて蓋をして蒸し焼きにする
水の代わりに白ワインを入れても風味が出て美味しいですよ。
4.火を止めて5分ほど蒸らしてから、ハンバーグに竹串などを刺ししっかりと火が通っているか確認する
竹串を刺したときに出てくる肉汁が透明になっていたら、完成です。
(肉汁が透明になっていなかったら、透明になるまで加熱時間を追加しましょう)
ハンバーグをあらかじめ解凍する場合は、解凍しない場合とは反対にまずは表面を焼き固め肉汁が流れ出るのを防ぎましょう。
お肉は高い温度で加熱し過ぎると硬くなってしまいますので、中まで火を通すときは必ず弱火で時間をかけて行ってくださいね。
冷凍ハンバーグをお弁当に入れる時の解凍について
冷凍のハンバーグはお弁当に入れても大丈夫です。
お弁当に冷凍のハンバーグを入れて持っていく場合、お弁当用に作った小さめサイズのものなら自然解凍でもOKですよ。
夏場は保冷剤代わりにもなります。
冬場や大きいサイズのハンバーグをお弁当サイズに切り分ける場合などは、冷凍のまま自然解凍すると水分などが抜けパサパサになったり、中まで解凍しきれないことがありますので解凍して温めてから詰めた方が良いですね。
お弁当に入れる前日に冷凍庫から冷蔵庫に移して解凍しておきます。
そして朝電子レンジで1~2分程度温めて、しっかり冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
※温め時間はハンバーグの大きさによって異なりますので調整してくださいね。
味を損なわず食べたいという場合は、フライパンでソースで煮込むか、先ほど書いた方法で蒸し焼きにすると良いですよ。
市販の冷凍食品のハンバーグは「自然解凍OK」の記載があるものは自然解凍できます。
もちろん電子レンジで温めてから詰めても大丈夫ですよ。
温め時間はパッケージの後ろに書いてある時間を守ってくださいね。
冷凍ハンバーグを解凍してしまった時の対処法まとめ
冷凍ハンバーグを解凍してしまったあとに、もう一度冷凍しても大丈夫なのかというと
- 解凍時の温度やハンバーグを作った時の条件によっては細菌が繁殖し、食中毒の危険がある
- 解凍時にうまみ成分や栄養素が流れ出る、乾燥する、冷凍焼けなどにより品質や味が損なわれる
などの理由から再冷凍はあまりおすすめできません。
それでももし再冷凍する場合は、自分で作ったハンバーグなら加熱し、しっかりと火を通したうえで冷凍すると良いでしょう。
火を通すことで食中毒のリスクを減らすことができます。
また市販の冷凍ハンバーグを再冷凍したい場合、
- 加熱調理済みのハンバーグ
- 真空パックなどで開封していない(ハンバーグに触っていない)
- 解凍時に冷蔵庫に移して、そんなに時間が経過していない
という条件が揃っている場合は、すみやかに冷凍庫へ移しなるべく早めに食べてしまいましょう。
そして再冷凍した場合には、最初に冷凍した時よりも保存期限は短くなるものと覚えておいてくださいね^^
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