クリスマスプレゼントは兄弟で同じおもちゃをプレゼントした方が良いのか?
でも同じおもちゃ2つもいる…?と悩みますよね。
同じおもちゃを購入するかどうかに関しては
「子供に貸し借りができるようになって欲しいから、同じものは与えない」という考えがある一方で、
「クリスマスくらいはケンカが起こらないように、同じものを1人1つプレゼントしてあげた方が良いと思う」という考えから、同じおもちゃを買ってあげるという人は多いです。
ただ「同じおもちゃを1人1つ与えること」にもメリット・デメリットがあります。
そこでこの記事では
- クリスマスプレゼントは兄弟で同じものにした方がいいのか?
- 同じおもちゃ・別々のおもちゃそれぞれのメリット・デメリット
- 1つしかないおもちゃで取り合いが起こった場合の対処法
などを詳しくご紹介していきますね。
同じおもちゃが家に2個もあることに抵抗があるが、いつも取り合いのケンカになりうんざりしてしまうので、どうしようか迷っている…という方はぜひ参考にしてみてください。
クリスマスプレゼントは兄弟で同じものにした方がいい?
いつもおもちゃの取り合いで喧嘩している我が子たちを見ていると、クリスマスには兄弟で同じおもちゃ・違うおもちゃ…どちらをプレゼントすべきか迷いますよね。
年の近い兄弟のママはどうしているのか調べてみると…。
などの考えがありました。
せっかくのクリスマスであれば、仲良く遊べる環境を作るのが一番です。
多くの家庭では「子供に貸し借りができるようになって欲しい」という考えがある一方で、
「クリスマスくらいはケンカが起こらないようにしてあげた方が良いかも」という考えから、同じおもちゃを買ってあげるという人は多いのですね。
私も子供たちの取り合いのケンカに疲れ果てて、クリスマスは同じおもちゃを与えていましたが子供は貰ったそのときはそれで満足するので、平和に過ごせてよかったなと思います。(笑)
子供の年齢にもよりますが、普段からおもちゃなどの取り合いが頻繁に起こる場合は
「いつも同じおもちゃがないとケンカになるから、サンタさんには同じおもちゃをお願いしようか?」
とあらかじめ本人たちに聞いてみるというのも手ですね。
自分たちで決めれば同じものでも違うものでも、納得しやすくなるのではないでしょうか。
では同じおもちゃを買った場合と、それぞれ違うおもちゃにした場合で具体的にどんなメリットやデメリットがあるのかも考えてみましょう。
同じおもちゃを2つの場合のメリット・デメリット
まずは「個々に1個ずつ同じおもちゃを与える場合」のメリット・デメリットです。
メリット
- おもちゃが2個あるので、ケンカをすることなく2人で一緒に遊ぶことができる
- おもちゃの使い方をお互いに教えあうことができる
- 1個のおもちゃが壊れても、もう1つあるので長く遊べる
- 同じおもちゃがあることで、一緒に遊ぶ機会が増える
デメリット
- 同じ物が2つあると、収納に場所をとって困る
- 同じ物を買うのは勿体ないと感じる
- どちらのものか目印をつける必要がある
同じおもちゃが2つあることで仲良くできる
同じおもちゃを2つ購入することの一番のメリットは同じものが2つあることで、ケンカになることなく遊べるという点でしょう。
同じおもちゃを2つ買うことに関しては、「同じものが2つなくても、譲り合うことを学んでほしい」という意見が多く見られます。
おもちゃを通して譲り合いや順番を待つことを学ぶというのは、確かに必要なことですよね。
しかしそれは、別にクリスマスプレゼントでなくてもできることでもあります。
なので普段買ってあげるおもちゃに関しては同じ物を2つ買わなくても、クリスマスには争いの起きない形で喜ばせてあげてもいいのかなとも思いますね。
私も同じおもちゃを2つ購入することに少し抵抗があったのですが、同じものが2つあるからこそ仲良く遊べるというのもあるんだなと子供たちを見ていて感じました。
またそのうち趣味が分かれて、欲しいものが個々に違うものになることもあるでしょう。
なので同じもので満足しているうちは、1個ずつ同じおもちゃを与えてもいいのではないかと思いますね。
ただ、同じおもちゃを貰って満足するのは、「貰ったそのときだけ」という現実もあります…^^;
同じものを与えた方が良い場合
別々のおもちゃを与える派の方は、「同じものを1人1つというのは小学生になってからで、それまでは仲良く遊べるように学ぶ期間」だという考えが一般的ですね。
小学生になったらゲームなど同じものを個々で持っていないと遊べないものもありますし、それまでは同じものを2つ揃えなくても大丈夫な場合も多いです。
基本的に両親の考えでおもちゃを購入すればいいと思いますが、クリスマスに関しては普段とは少し考え方が変わるという人も。
例えばまだ自分で欲しいものを言えないくらいの年齢だと、やはりまだ「貸し借り」や「順番を待つこと」を理解しきれないと思います。
一般的には3~4歳くらいまでの子供はまだ貸し借りは難しいと言いますよね。
なので同じおもちゃが2つないと一緒に遊べないものは、なるべく同時に楽しめる配慮は必要かもしれません。
また自分で欲しいものが言える年齢になったら、同じものが欲しいといった場合でもサンタさんからのプレゼントに関しては「こっちは○○ちゃんのね」という感じで区別してあげた方が子供も嬉しいと思います。
違うおもちゃを1つずつの場合のメリット・デメリット
続いて「それぞれに違う種類のおもちゃを与える場合」のメリット・デメリットです。
メリット
- それぞれ違うおもちゃにすることで、おもちゃの種類が増えて楽しめる
- 「貸して」「いいよ」と、おもちゃの貸し借りが身に付く
- 自分のおもちゃという特別感がある
デメリット
- おもちゃの取り合いでケンカになる
- 共通の遊びではなく、個々で遊ぶ機会が増える
- 将来的に自分と兄弟を比べるようになる可能性がある
貸し借りなどが子供なりに考えてできるようになる
クリスマスでも基本的に同じおもちゃは買わないというご家庭も多いです。
子供が自分で欲しいものを言えない年齢であれば特にそうでしょう。
1つしかないおもちゃは毎日のように取り合いのケンカになりますが、子供もずっと成長しないわけではないのでそのうち仲良く遊べるようになります。
なので「2つずつ揃えなくても問題なかった」という意見も多くありますし、子供なりに考えて譲ったり、順番待ちをしたりできるようになるのはメリットだと思いますよ。
おもちゃによっては、絶対2つはいらないものもありますよね。
特に一緒に遊べるようなシリーズ系のおもちゃなら付属品やシリーズ違いなどをそれぞれに与えることにして、2つ買う必要はないかもしれません。
個々に違うものを渡した場合でも、「二人で仲良く遊んでね」と教えていけば一緒に遊べるようになってきますよ。
子供もそのうち自分たちなりに考え、「じゃあ先に使っていいよ。その後私にも貸してね」なんて声掛けができるようにもなってくるのですね^^
クリスマスがわかる年齢になったら注意
それぞれに違うおもちゃをプレゼントする場合に一つ気をつけなければならない点としては、「お兄ちゃん・お姉ちゃん(妹・弟)ばっかり…」と子供が思ってしまうかもしれないということがあります。
ケンカするくらいでそのうち忘れてケロっとしているなら良いのですが、「私のよりお姉ちゃんの方が良いものだった…」など我慢したり、不満を感じたりしてしまう場合も。
親がどんなに平等に愛情を注いで育てている場合でも、子供なりにいろいろ感じて兄弟と比べて拗ねてしまう…ということもけっこう多いのですよね。
しかもこの問題はけっこう根が深くて、大人になっても気にしている人もいるくらいです^^;
まだクリスマスのことをよくわかっていない年齢なら違うものでも覚えていないかもしれませんが、クリスマスがわかるくらいの年齢になったら、同じものを与えてあげる方が良いのかもしれません。
部屋がごちゃつこうが、同じものを買うのがもったいなかろうが、クリスマスプレゼントくらい平等でも良いのではないかと思いますよ。
クリスマスプレゼントは兄弟で金額や量に差が出ないようにする?
クリスマスプレゼントに兄弟で金額差や個数に差をつけないようにしているのか調べてみたところ、こんなアンケート結果がありました。
兄弟でプレゼントの金額や中身に差がありますか
ある……58.7%
ない……41.3%
金額や内容に差をつける、つけないどちらも大体半々くらいですね。
基本的にクリスマスは「本人の希望したものを渡すことが最優先事項」というご家庭も多いと思うので、多少金額に差が出てしまうのは仕方がありませんよね。
ただどちらかの子供のプレゼントがあまりにも高額だったり、大きいものだった場合、「もう一人の子供のプレゼントにおまけをつけた方がいいのではないか…」というのも迷うところです。
例えばもうクリスマスを理解できたり、自分の欲しいものを言える年齢だったりするのであれば「○○ちゃんのプレゼントは金額が高いから1つで、○○ちゃんのプレゼントは安い分数が多いんだよ」と言って納得してもらえばよいですよね。
しかしまだ幼いとそういった事情は通用しないので、多少金額差がつこうが「個数」は合わせた方が賢明でしょう。
そもそも子供は「サンタさんがくれる」プレゼントにお金がかかっているという認識はないと思うので、金額差の話をしても理屈が通用しません。(笑)
なのでもし片方のプレゼントの金額がもう一人のプレゼントに比べて安めでも、本人が欲しいといったものが用意できるのであれば差は気にしなくても良いと思いますよ。
一つしかないおもちゃの取り合いが起こったときの対処法
同じおもちゃを購入しないことに決めた場合は、取り合いのケンカが起こる場合も多いですよね^^;
そうなったときにはどう対処するべきか、どのように譲り合いを教えていけばよいのかを併せてご紹介していきますね。
おもちゃの取り合いが起こったときには
- 基本的に見守り、手が出たときのみ親が介入する
- 時にはおもちゃを没収する
- 譲り合いができた時はしっかり褒める
というような対応をしていくのが良いでしょう。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
基本的には見守り子供同士で解決させる
毎日のように取り合いが起こると親としてはうんざりしてしまいますが(笑)、反骨精神などケンカから学べることもありますし、それも兄弟がいることのメリットでしょう。
なのでとりあえず子供たちのやりたいようにさせておけば良いと思います。
我が家も取り合いのケンカは毎日のようにありましたが、最初はどうしても負けてしまっていた下の子もケンカすることで泣くことが減っていき、精神的に強くなったと感じましたよ。
また最初はケンカしていたと思ったら、上の子が「じゃあ先に使っていいから少ししたら貸してね」と提案してくれて、気づいたら仲良く遊んでいたり(笑)
何でも親が解決してあげるのではなく、子供たちで考えて行動してもらうのも大事ですよね。
手が出たときは親が介入、時にはおもちゃを没収する
見守っていたときに、これはさすがにダメだなという危ない行動に出たときは親が間に入って話し合いをしましょう。
この時にお互いの話を聞き、上手く言えない部分は大人が代弁して伝えてあげてください。
例えば「お兄ちゃんが使っていて楽しそうって思ったのかな?」など、なんでおもちゃを取ろうとしてしまったのか自分ではうまく言えなかった部分を言葉にすることで、最初におもちゃを使っていた子も納得しやすくなったりしますよね。
話を聞いてもお互いが相手を悪く言うだけでケンカが止まらない場合は、いっそ原因となったおもちゃを没収し、落ち着いたら「なぜおもちゃを没収されたのか」を話して少しずつでも理解してもらうようにすると良いでしょう。
譲り合いができた時はしっかり褒める
自分たちで話し合い譲ることができたとき、ちゃんと順番待ちができたときは
「ちゃんと順番待ちができて偉いね」
とすかさず褒めて、ぎゅーっと抱きしてめてあげましょう。
子供は素直なので、「ママにぎゅっとしてもらえるなら譲って良かったな、約束を守って良かったな」と、次からもちゃんと約束を守ろうと思ってくれるはずです^^
おもちゃの取り合いが起こったときの貸し借りのルール
1つしかないおもちゃは2人のものと決める場合でも、どちらかのものと決める場合でも順番で遊ぶことを徹底させるようにしましょう。
貸し借りや順番待ちをわかりやすく伝えるために、
- タイマーを使って時間を決める
- 「貸して」「いいよ」の声掛けの徹底
- 箱を使ってそれぞれのおもちゃを管理
などのルールを作っておくのがおすすめですよ。
タイマーを使って時間を決める
一番簡単で平等なのは、時間を決めて貸し借りさせることですね。
まだ園児くらいの年齢であれば時計は読めないと思うので、タイマーをセットして、「音が鳴ったら次の人に貸してあげてね」と声掛けしましょう。
音が鳴るなどわかりやすい合図があると、子供もわりと納得してくれます。
小さいうちは待ち時間が長すぎるとぐずってしまうので、5分前後で設定しておくと良いでしょう。
「貸して」「いいよ」の声掛けの徹底
小さいうちは「おもちゃの貸し借りをしている」というのが目に見えた方が本人も覚えやすいと思います。
なので、儀式的に「貸して」や「いいよ」「ありがとう」というのを言わせるように徹底していくと良いですね。
下の子が小さくてまだ理解しきれないようであれば、まず上の子とママで実際のやり取りを見せてあげるというのもおすすめです^^
まずママが上の子に「おもちゃを貸して」と尋ね、「いいよ」と言ってもらい、少し経ったら「ありがとう」といって上の子に返すといった感じです。
小さい子はママや兄弟の行動や言動をよく見ていますし、すぐに真似するのでこういったやり取りを繰り返していけば自然と覚えてくれるようになるでしょう。
箱を使ってそれぞれのおもちゃを管理
同じおもちゃをそれぞれに買わない場合は、貸し借りを学んでもらうなら個々でおもちゃ箱を用意し、「自分のもの」「相手のもの」を区別しておくのも良いでしょう。
その方が自分のものでないものを使いたいときに「貸して」という声掛けをしやすくなりますし、人のものは勝手に使ってはいけないんだという感覚が身につきやすくなります。
貸し借りの声掛けも、自分と他人のものの区別も、最初は言っても守れないことが多いでしょうし…正直根気がいるし、面倒!!なんですよね^^;
しかしここをさぼってしまうと、これからお友達に対しても横暴な態度に出たり、節度のない行動をしたりしてしまうようになるかもしれません。
根気強く教えていくことが結果的に子供のためになりますので、少しずつでいいので教えていってあげてくださいね。
兄弟の誕生日に同じおもちゃが欲しいと泣く場合の対応
クリスマスはなるべく兄弟で平等が良いですが、普段から取り合いのケンカが起こっているとなると、兄弟の誕生日のときにも同じことが起こっているのではないでしょうか?
ここでは誕生日の際にはどう対処すればよいのかも併せてご紹介していきますね。
基本的に誕生日は「誕生日の人だけがプレゼントを貰える特別感」が大切だと思うので、下の子が泣こうがぐずろうがプレゼントはないことを言い聞かせるという対応が一般的なようです。
これには
- 誕生日はその日に生まれた人だけの特別な日
- 泣いたら何でも手に入るわけではないという我慢を覚えさせるため
などの理由がありますね。
私が知り合いに聞いた話では、下の子が泣くので可哀想に思った祖父母が下の子にもおもちゃを買ってあげたら、それから欲しいものがあるたびに祖父母の前でわざと泣くようになってしまったと…
あまり甘やかしてしまうと、そういうこともあります。
下の子にも誕生日は必ず来るものなので可哀想と思わず、誕生日である上の子をお祝いすることに徹しましょう。
誕生日当日に同じおもちゃがなくても泣かないようにする対処法
誕生日当日に同じおもちゃが欲しいと下の子がぐずらないようにするには
- 一緒に上の子の誕生日の計画をする
- プレゼントは同時に渡して、下の子の誕生日当日はプレゼントなし
などで対処するのがおすすめです。
一緒に上の子の誕生日の計画をする
対処法としては、一つは誕生日前から誕生日の人が主役というのを少しずつ伝えておくというのが良いでしょう。
例えば一緒に買い物に行って
と下の子に上の子の誕生日の相談をしながら、一緒にお祝いする側についてもらうのです。
一緒に準備することでお兄ちゃん、お姉ちゃんに喜んでほしいという使命感のようなものが芽生えますし、事前にプレゼントを見せておくことで当日下の子が「急に現れたおもちゃを欲しがる」ということを防止することもできます。
プレゼントは同時に渡して、下の子の誕生日当日はプレゼントなし
下の子の年齢によっては、まだ「誕生日にプレゼントを貰える」というのが理解できていない場合もありますよね。
そういう場合は上の子の誕生日に下の子のプレゼントも同時に用意して、下の子の誕生日には何もなしという対処をしているご家庭が多いですね。
ちなみにうちもその方法でプレゼントは上の子の誕生日当日に一気に渡していましたが、ケーキはそれぞれの日にちにホールケーキ1個で、下の子の誕生日当日はケーキのみという感じにしていました。
ただケーキに関してもプレゼントと同じように自分も欲しいと泣いてしまう子もいると思うので、その場合にはケーキもチョコプレートの名前もハッピーバースデーの歌も二人分で、下の子の誕生日には何もなしというご家庭もあるようです。
クリスマスプレゼントは兄弟で同じにする?まとめ
まだ自分で欲しいものを言えない年齢の子には、クリスマスプレゼントは兄弟で同じおもちゃをプレゼントした方が良いのか?悩みますよね。
一般的には「子供に貸し借りができるようになって欲しいから、同じものは与えない」という考えがある一方で、
「クリスマスくらいはケンカが起こらないように、1人1つおもちゃをプレゼントしてあげた方が良いと思う」という考えから、同じおもちゃを買ってあげるという人は多いです。
他にも
- おもちゃの種類によって2個あると困る大きさの物は1つしか買わないが、戦隊もののグッズなどはそれぞれに買う
- 同じおもちゃが2個あることで仲良く遊べるし、お互い自分のおもちゃという特別感を感じることができる
というような意見もありましたよ。
取り合いのケンカをするからと何でも言うとおりに与えるのは良くありませんが、クリスマスは特別な日。
譲り合いは普段のいろいろな場面で学ぶことができますから、クリスマスくらいは仲良く平和に過ごせるようにしてあげたいものですよね。
- 子供に聞ける年齢であれば、本人たちに確認して希望通りにする
- 子供が欲しいものを言えない年齢であれば、同じものをプレゼントする
というような対応がおすすめですよ^^
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